介護保険を使って実家をちょっとバリアフリーにしました。

こんにちは。大希企画 横浜リフォーム 担当スタッフです。
高齢の父親が町田市で一人暮らしをしています。実家は 築40年を超えるボロ家なのですが、父にとっては自分が建てた大事な家なのでできるだけ長く住み続けたいということで、一人で頑張って暮らしています。
今一番不安なことは転倒することで、骨折がキッカケの入院で寝たきりになってしまうことです。実家は出入り口がタイル敷きになっておりここ最近の台風や突然の豪雨などで非常には滑りやすくなり、その度ににヒヤヒヤしていました。そこでバリアフリー工事で出入り口周りを安全にできないか、福祉住環境コーディネーター(2級)資格を持つスタッフに相談しました。

バリアフリー工事をするにあたってやるべきこと

  1. 要支援・要介護認定されているか。
  2. 介護保険制度でバリアフリー工事の補助金を受けられる。
  3. ケアマネージャーに相談する。
  4. 補助金申請のための条件を確認。
  5. 市役所・区役所のHPまたは電話で補助金申請書を取り寄せる。
  6. 補助金申請から認可が下りるまでケアマネージャーに依頼。
  1. 要支援・要介護認定されているか。
    介護保険に加入していて要支援・要介護認定されていると介護保険による補助金が受けられます。
    父は要介護2の認定を受けておりましたので補助金の対象でした。
  2. 介護保険制度でバリアフリー工事の補助金を受けられる。
    補助金の支給金額の上限は一律200,000円でこの内1割が本人負担になります。町田市だけではなく全ての自治体の共通の仕組みです。200,000円までの工事なら2万円の負担でできることになります。
  3. ケアマネージャーに相談
    担当のケアマネージャーにバリアフリー工事の今後の進め方についてとバリアフリーでできる工事、できない工事について確認しました。我が家の場合、ケアマネージャー曰くできるだけ自立した生活ができるよう現状を維持することが目的のケアプランなので、日常生活が少し楽になるような工事は同意してもらえませんでした。例えば、寝室が畳に布団なのですが、フローリングにして電動ベッドにしたいと言う希望を出しましたら、今、肉体的に布団の上げ下げなども本人の有益な運動になっているのでそれより先に安全性の工事を優先するべきとのアドバイスでした。
  4. 補助金申請のための条件の確認
    補助金制度は介護保険に記載されている住所が対象です。もし、私が自宅に引き取ってこの制度を使う場合は父の介護保健証の住所を変更してからの申請になるはずでしたが、このまま父が一人で暮らす家に対する補助金の申請なのでこのまま申請が可能でした。
  5. 市役所・区役所のHPまたは電話で補助金申請書を取り寄せる
    市役所のHPからも申請書はダウンロードできましたが、我が家の場合はケアマネージャーがバリアフリー工事の補助金に関する冊子と申請書を用意してくれました。
    工事内容を決めたら施工業者より見積もりをとってその見積もりも提出します。

    大希企画の福祉住環境コーディネーター(2級)資格を持つスタッフに相談

    介護保険の補助金上限金額の内で安全性を強化する工事内容を決めました。
    ●出入り口付近の滑り止め ●手すりの取り付け ●玄関内の手すり取り付け ●お風呂場内の手すり取り付け。
  6. 補助金申請から認可が下りるまでケアマネージャーに依頼
    あとはケアマネージャーにお願いして申請手続きを行ってもらい3週間後ぐらいに認可がおりました。

工事完成!

工事は2日間でした。

↑少し前のバリアフリー工事はいかにも後からとってつけたような印象でしたが資材の質やデザインも増えて現状の家に馴染む仕上がりになったと思います。特に滑りにくい地面にするためにどうするのかと思ったら今敷き詰められているタイルを活かして滑り止めシールのようなものを貼りました。(写真グレーの部分)もちろん紙ではないですが頑丈な紙やすりのような質感でしっかり足に吸い付く感じです。年をとって歩幅も狭くなり足も上がらないので段差のないこの滑り止めはとても良いなと思いました。

ちなみに階段の段差がわかりやすいように黄色いペンキを塗ったのですがやはり素人がやったのですぐにはげて見栄えがよくない感じで残っています。

玄関扉のところにも手すりをつけました。こちらは扉にあわせた木の材質・色を選んでいます。

バリアフリー工事が完成し父も自然に手すりを利用していて、家族も少しヒヤヒヤがなくなりました。


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